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50周年を迎えるに当りヒュッテの補修と整備を実施しました



◆整備登山◆都合3回の整備登山を実施しました

(1) 2011年7月8日、9日
  千本杉ヒユッテの現状を確認する目的で入山
◇メンバ−  土山 井上達 山田健
◇実施内容 調査と清掃
  調査結果をまとめて大学にも報告 ⇒
  
壁と屋根の塗装が傷んで錆が目立つようになっていた。
早速大学と相談し、補修をお願いした。
デッキを含めて躯体はまだまだ頑健。

ヒュッテの躯体は風雪に耐えて育った千本杉の杉を故中村健治氏が製材して立てられました。屋久杉とまではいかないもののその緻密な組織は厳しい寒暖の差と湿気に長年耐えられることを証明しています。これから50年は確実に耐えられるものと思います。

大切に維持していきたいものです。

外壁も傷んでいます。
塗装もはげています。

補修工事完成後の写真もご覧ください。見違えるように綺麗になりました。
長年放置していた2Fの寝床です。 ブナの枝を乾燥させる場所になっていました。30人が宿泊できるように清掃が必要でした。


10月14日、15日で綺麗になりました。発砲ウレタンのマットも整えました。スト−ブの暖が伝わってきます。10月で外気は4℃まで下がりましたが、シュラフのジッパ−を開けて寝るぐらいに快適でした。
デッキに机を出しての昼食。

山田健は日帰りで駆けつけてくれました。

(2) 2011年9月23日、24日
 本格的な整備を目的に入山。
 台風12号が猛威を奮って氷ノ山も被害にあいました。大段平への林道は福定も横行も鵜縄も遮断され、当初予定の9月9日、10日の整備登山は注視となりました。その後の情報で横行ル−トが何とか通行できることが判明し、整備登山を実施しました。

◇ メンバ− 土山 井上達 現役: 坂本 松尾 金
◇ 主な整備内容
 1. ブナの倒木の薪化 ---- Cahin sawにて玉切り、デッキに積み上げ
 2. 水源への未知の笹刈り取り
 3. 2F蚕棚の薪処理と清掃
 4. 塗料一斗缶 6本 荷揚げ、建築資材荷上げ
 5. ランタンなど設置 

荷上げ前に腹ごしらえ
大段平にて
結構な量でした
10人x回分ありました。坂本君は塗料缶を2本一度に運んだ。
土山理事、無理して最後にダウン。
ヒュッテには50年分の様々な物が残されています。虫干ししながら整理が必要です。

使えなくなった石油スト−ブなど一部を荷下げしました。皆さんもヒュッテ利用の際は虫干しと不用品一掃にご協力願います。
チシマ笹は今を盛りと繁茂しています。今回は草刈機を持ち上げて水場への道と小屋周辺を刈り取りました。
今回の協力者
土山 松尾 金 坂本 井上


 (3) 2011年10月14日-15日
◆10月14日 先発隊入山、ヒュッテ整備◆

 10月14日に井上達と妻、それに現役の岩澤、阪本が先発として入山し、整備の残作業を実施しました。
 主な作業は
 1. トイレの汚物の除去と埋設、およびトイレット・ペ−パ−ホルダ−の取り付け
 2. 水道の復元
 3. 2F蚕棚に保管中のブナの枝の薪化と拭き掃除
 4. 備品と記念登山の食料の荷揚げ
 5. 階段に握りバ−取り付け
などでした。9月23日、24日に荷揚げした塗料や建材はその後、正垣木材殿が施工。
外壁と屋根がリフレッシュしました。

見違えるように綺麗になりました。学生支援課の皆様ありがとうございます。

また、施工に当って頂いた正垣木材さん、感謝いたします。
炊事場の外壁が剥がれていましたが、きれいに補修してもらいました。
トイレ側も綺麗になりました
岩澤君、坂本君が露出していた水道配管を埋設してくれました。 10Aパイプは時々断水します。水源のプ−ルと配管は今後、更新を計画していきます。
バイパスです。

小屋を戸締りして下山するときはかならがバイパス処理して凍結防止してください。

これを忘れると冬場は炊事場が氷の殿堂と化してしまいます。勿論、配管も破裂してしまいます。
何十年ぶりかのトイレの汚物処理です。50kgぐらいは処理しました。バクテリヤ処理で肥料のようになっていましたので悪臭に悩まされることはありませんでした。
井上が土山さんの手配したクリ−ン服に身を包んで専用の穴掘りスコップで処理しました。

処理後は天女の湯に浸かり身を清めました。夜、雨の中を井上の家内と二人でヒュッテに戻りました。鹿に5回出会いました。狐も林道で車の前を横切りました。熊には会いませんでした。(家内が大鍋を担いで叩きながら登ったので、熊もびっくりしていたことでしょう。
チェンソ−活躍

ブナの倒木は国有林側にありましたので、林野庁の許可を頂いて玉切りし、デッキに積みました。もう少し乾燥してから二階の階段横に積み上げて乾燥させる予定です。薪割りは来年の夏が良いと思います。1年間自然乾燥してから使いましょう。
皮を剥いて机の脚にしようと試みましたが、残念ながら安定しませんでした。
16日のセレモニ−では椅子として活躍しました。
水道の出が悪い間はバイパスにて水汲みを実施。

土山理事が再度水源にて調整した結果、蛇口から出るようになりました。
二階にあったブナの枝は薪にしました。


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