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Safe Climbing Information


Symposium 「過去の遭難に学ぶ

◇2011年2月26日に開催された「過去の遭難に学ぶ」シンポジウムの記事を掲載

失敗の山

◇安全に完全はありません。また、自然の力に人は勝てないものです。登山は長年続けられていますが事故は絶えません。しかし、数々の事故から登山者は多くのことを学んできています。「失敗の山」とは山で失敗したことでもあり、失敗の山を築いたと言う意味でもあります。
◇筆者も長年の登山人生で数々の失敗を続けてきました。しかし、今日まだ無事で過ごしているのは筆者が優れた登山家であるからではなく、幸運であったに過ぎないとの強い思いを持っています。それでも、少しは失敗から学んだことが生かされたので大事に至らなかったのだ、との思いも持っています。
◇自分で失敗体験することは大きなかつ貴重な経験として次に生かされますが、数多くの他者の失敗からも学ぶことは多くあります。
◇失敗にはそれによって学ぶ機会になったものと絶対にやってはいけない失敗があります。後者が遭難事故です。遭難防止は永遠のテ−マですが、不断の努力と真摯な原因分析とそこから学び取ったことの次への反映が必ずや役立つとの信念で勉強の機会を広く年代を超えて共有していきたいと思います。
◇筆者の限られた経験から独断と偏見で経験したこと、見聞きしたことから得た教訓(Lessons learned)を公開します。

失敗の山(井上達男 作)⇒ (2012/8/8 up)

冬山・氷河の山-危険予知(KY)

◇雪山や氷河のある山での危険予知と対処技術についてまとめてみました。2009年のカンリガルポ遠征では氷河経験のない学生を隊員とした関係から技術と知識の習得が急務でした。添付の資料はそのときのトレ−ニングのTextです。
冬山KY_ver1.2-2009-9-24⇒ (2012/8/8 up)