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荒川岳は前岳(荒川前岳) 標高3,068m、中岳(荒川中岳) 標高3,082mおよび悪沢岳(別名東岳または荒川東岳) 標高3,141m で構成されていますが今回計画する悪沢岳は日本第6位の高さです。 ❒参加者 高田和三L
井上達男SL 壷阪祐三 小谷辰雄 香川秀房 緒方俊治 香山博司 ❑日程・行動予定 ☆2010年7月17日(土) 畑薙ダム ⇒(送迎車)⇒ 椹島小屋 ☆2010年7月18日(日) 椹島 ⇒ 千枚小屋 小屋宿泊(夕食、朝食) 椹島⇒千枚小屋は案内書によると7時間となっています。 ☆2010年7月19日(月) 千枚小屋 ⇒ 悪沢岳 ⇒ 千枚小屋 ⇒ 椹島 ⇒ (送迎車) ⇒ 畑薙第一ダム 下山 千枚小屋から悪沢岳往復3.5時間、千枚小屋⇒椹島5時間 ☆2010年7月20日(火) 予備日 ❑装備 ☆共同装備 ツェルト2 コッファ-2 ガス、ガスバーナー2 医療パック 1 ラジオ ☆個人装備 夏山一般装備 :シュラフ、マット 雨具上下(折りたたみ傘、あったら便利) 食器 水筒 その他夏山一般装備 ❑食料 ◇行動食: 3日分と非常食 --- 各自で準備 ◇夕食、朝食: 小屋泊、朝食、夕食付き 二食付き宿泊費用 一泊 8000円 ❒地図 1/25,000 ◇赤石岳
◇第135回例会登山、悪沢岳3141m行動記録 地球温暖化の特徴のひとつが寒暖の変化が大きくなったり、台風や低気圧、前線の活動が極めて活発になったりすると言われている。今年もそんな感じのする梅雨だった。 15日は梅雨前線が最後の一暴れをやって各地で局地的豪雨の被害が出た。可児では可児川が木曽川に合流する少し手前で溢れてトラックや乗用車が流され、死者、行方不明者が出た。16日は前線が北上するとともに東海上に去って梅雨が明けたようだが、まだ湿った南風が雷雨をあちこちに発生させていた。17日早朝、雲はまだ多いものの澄み切った青空が頭上に広がって夏到来の気配だった。 好天に恵まれた悪沢岳登山ができそうになった。 私にとって悪沢岳は残されていた日本の3000m峰21座の最後のピ-クであった。平井一正名誉会員は塩見岳とこの悪沢岳が残っていて予てより登頂を希望されており、今回、第135回神戸大学山岳会例会の計画となった。残念ながら平井名誉会員は標高差1500mと7時間の登りに最近めっきり衰えた体力から自信を無くされて参加を辞退された。結果的にやはりきつい行程だったので今回の計画は氏にとって無理であったと思われる。悪沢岳を登る最短のコ-スではあるのだが、今年79歳を迎えられる往年の名クライマ-にとっては厳しい計画だった。 今山行参加者は壷阪氏70歳、小谷氏70歳、高田氏69歳、香川氏64歳、井上62歳、緒方氏61歳、香川氏41歳だ。平均年齢62歳のシルバ-隊となった。幸い途中落伍者や故障者も出ず、絶好の晴天に恵まれて悪沢岳に全員登頂し、無事に下山することが出来た。
2010年7月17日 土曜日 晴れ
JR近江八幡駅にて香山博司君をピックアップ、八日市インタ-チェンジから名神、東名を東に香川秀房さんを迎えに静岡駅を目指す。 13:15
JR静岡駅 約束の待ち合わせ時間は11:30だったが、連休で梅雨明け、そろそろ夏休みとなると、休日割引で高速道路は大渋滞。名古屋までは順調に進んだが、東海環状の合流点の通過に1時間、その後3度の渋滞で予定より2時間遅れで静岡駅に着いた。 久しぶりにお会いした香川さんは白い顎鬚が10cmを越す長さとなっていて、痩せ型の体型と相まって仙人の風貌であった。最近胃の手術をされたとか、リハビリの途上での参加である。内視鏡による手術で切開や切除がなかったので体力への影響は最小限に留められたとのこと。ちなみに小谷氏はばっさりと開腹手術をされているが、今年の5月には退院後まだそう間もないのに氷ノ山、千本杉ヒュッテ整備の合宿に参加された。そして今回の悪沢岳だ。 畑薙第一ダム出発の東海フォレスト送迎バスは最終が15:30であり、記録によると静岡から畑薙ダムまでは2時間半たっぷり必要なようで焦った。東海フォレストに電話すると15分くらいなら待ってやるから頑張って来いと言う。一方、神戸出発組に電話で連絡を取ると彼等は十分間に合いそうなので先に行ってバスを止めておくからと言う。香山君の運転で阿部川沿いの27号からわき道の189号を経て60号に合流、60号を峠まで登り、そこで運転を交代してブレ-キとアクセルを交互に踏んで山道を飛ばし井川ダムに出た。
駐車場に到着すると先行していた神戸組が到着しているはずなのにいない。バスは臨時が沢山出ているようで既に椹島に出発したと勘違いした。それで3人あわてて3時半のバスに乗り込んだ。慌てたせいか、カメラ(NikonD80)を車に置いてきてしまった。またとない晴天の南アルプスの写真が撮れなくなってしまった。
大井川から南アルプスにアプローチすると㈱東海フォレストの独占事業のお世話にならなければならない。畑薙第一ダムからは静岡市が管理する林道を通って椹島ロッジに行くのだが、道路利用には許可が必要だ。静岡市に直接申請すればあるいは許可をもらって入山できるのであろうが、登山口に駐車場やキャンプ場がないので東海フォレストのロッジかキャンプ場を使うことになる。そのあたりをうまく利用してシステムが出来上がっている。東海フォレストの送迎バスは3000円支払って乗せてもらう。それが金券のように機能して、ロッジに宿泊すると夕食、朝食付きで8000円の代金の内3000円引いて5000円支払う。キャンプの場合は1000円なので残り2000円を何かに使うことになる。売店でビ-ルを飲んだり、夕食だけロッジで食べたりして3000円は必ず使うような仕組みとなっている。送迎バスは領収書を示すと帰りも利用できるが、下山バスは午後2時で終了する。ということは大抵の登山者はどこかの山小屋から下山してくるのでかなり早朝に出発しないと最終バスに乗れない。そしてロッジでもう一泊することになる。我々もこのパタ-ンに嵌って下山後に一泊した。この仕組み、アメリカだったら猛烈な批判を受けるだろう。日本人はやさしいのか、甘いのか、バカなのか。暇が出来たら一度静岡市にクレ-ムしてみますか。
神戸組みの壷阪、高田、小谷、緒方の各氏は15:40に畑薙第一ダムに到着したとのこと。途中でゆっくり昼食など摂ったので遅くなったそうだ。彼等は3人がバス乗り場にいないのでてっきりまだ着いていないと思って、最終の臨時バスを待たせる交渉をしてくれた。そして、16:30のバスに乗った。 一方、ロッジについて4人がいないと判った我々3人は逆に4人を待ってくれと交渉。情報が交錯してロッジも我々も状況把握が的確にできずに、最終バスを17:00まで待たせることになった。ロッジの係員がもう待てないからバスを出発させると宣言した。先行の3人は、しかたない、明日の朝8:00畑薙ダム出発の一番バスの到着を待って登山開始するしかないかと観念して、夕食を頂くべく食堂に向かうと丁度その時、4人が到着した。 このような事態の原因を作ったのは高速道路の渋滞を引き金に、井上の山道の爆走である、という皆さんの判定で壷阪氏より「韋駄天の達」のニックネ-ムを頂いた。そして雑俳が一句生まれた。 「韋駄天の 達はりっぱに 追い越しぬ」 壺阪 山雲
東海フォレストの商売もまんざら悪徳でもないか、となんとなく懐柔されてしまった。 夕食後は風呂に入ったり、部屋で酒盛り。今回の山行は小屋泊まりとしたので食料がない分、お酒とつまみが皆さんのリュックに詰まっていた。明日があるので宴会はそこそこにして21:00就寝。
2010年7月18日 日曜日 晴れ
5:30 朝食 6:27 椹島ロッジ出発 コインロッカ-があるので不用品をデポしてできるだけ荷物を軽くする。7人で記念写真を撮って出発。ロッジの奥にある神社の鳥居前で山行の無事を祈る。 6:40 滝見橋 6:57-7:05 左岸急登手前 1195m 休憩(1) 7:35-7:45 鉄塔手前 1400m 休憩(2) 最初の急坂を登る。早朝でまだ涼しいとはいえ汗が出る。 8:19-8:28 岩場のある下り稜線通過後のコル 1390m 休憩(3) 鉄塔のある1437mピ-クを過ぎると岩の露出した痩せ尾根を一旦60mほど下る。 8:56-9:04 小石下 1586m 休憩(4) 林道と交差すると急坂を登って小石下に出る。あたりは傾斜が緩く間伐された若い倒木が捨て置かれている。 9:25-9:37 再び林道交差 1680m 休憩(5) 10:06-10:16 清水平下 1745m 休憩(6) 10:32-10:41 清水平 1860m 冷たい湧き水を補給 休憩(7) 千枚小屋への中間地点である。斜面の窪地に岩間から冷たい清水が湧き出ている。平下清水と呼んだほうがぴったりだと思う。 11:12-11:20 蕨段下 2000m 休憩(8) 蕨段あたりには確かに蕨が群生していた。 11:38-11:55 展望台 2130m 休憩(9) 展望台とは言うものの、林道の脇で悪沢岳を見上げることの出来る場所である。前後して登るツア-登山客や他のパ-ティの休憩でにぎわっていた。目標の悪沢岳を頭上に仰ぐ道中唯一の場所である。あとは全て樹林帯の中で南アルプスの山々を楽しむのは森林限界を抜けてからだ。 12:27-12:37 2250m 休憩(10) 13:08-13:21 駒鳥池 2430m 休憩(11) 駒鳥の池では壷阪さんが駒鳥の番がいた、とおっしゃったが私は見ることが出来なかった。 13:49-13:58 水場 2550m 休憩(12) 「小屋まであと15分ガンバレ」の標識が幹に取り付けてある。そこを通過して少し行くと水場が出たので急ぐこともなく、休憩。白山コザクラ、二輪草が咲いていた。 14:10 千枚小屋 2610m (第13ピッチ) 椹島ロッジから千枚小屋まで、30分歩いて10分休むペ-スで13ピッチにて約1500mの標高差を登った。約7時間40分かけて登った。案内書の標準時間が7時間なので、シニアのパ-ティとしてはまずまずのペ-スではなかったか。高田さん、壷阪さんが交代しながら先頭でペ-スメ-カ-となってくれた。井上が後から二番目で、香山君が最後尾に配置してゆっくりペ-スを乱さないようにした。女性中心のガイド・ツア-登山の一行と相前後して登る。また、ある山岳会のパ-ティは「お宅は男だけですか」とのご指摘。そう言われると他のパ-ティは概ね男女混成である。「少し女性を譲ってもらえませんか」などと戯言を言って笑いあう。 この登山道は林道と付かず離れず登っているのだが、林道と交差することはあるが、林道を歩くことはない。樹林帯の中を歩くので展望はほとんどないが、夏の強い日差しを避けることが出来るので涼しい。約半分あたりの清水平の少し下1860mに湧き水がある。冷たい水は生き返らせてくれるし、沢山水を持つ必要がないので助かる。 病み上がりの小谷さんと香川さんは心配することなく元気に登っていく。香川さんは新調した登山靴がまだ足になじんでいないようでマメを作って痛そうだがみなに付いて登っていった。 高山植物が登山道脇を飾るようになって千枚小屋が近づくとやっと南アルプスの高山帯に到達できた気分で楽しくなる。千枚小屋は昨年本館が焼失して今は仮小屋が建っていた。宿泊棟の月光荘と百枚荘は無事で我々は小さいほうの百枚荘に納まった。香山君はここではツェルトでキャンプ。 まだ日は高く、夏の日差しがきついが、小屋前の広場のベンチで酒盛りを始めた。大井川の向こうには南アルプスの展望台である緑豊かな笊ケ岳、布引山が前景となってその向こうに秀麗な富士山が鎮座している。梅雨明けの澄み切った空気と雲海がこれぞ日本の自然だといわんばかりの感動的な景色を惜しげもなく見せてくれる。最初は雲が邪魔していたが、段々とベールを脱いで素肌をすっかり見せた木花開耶姫(このはなのさくやひめ)のなまめかしい姿態に見惚れながらの酒宴はそう滅多にできるものではない。やがて我々の視線に恥じらいをみせて赤く染まった肌が段々暗くなっていく様は極楽の天女を妄想させる。 それにしても沢山の酒を持ち上げたものだ。それぞれのリュックからぞくぞくと出てくる。ビ-ルは冷えたものを千枚小屋から調達したが、焼酎、日本酒にウィスキ-など呑み助たちも満足するだけの量があった。つまみも勿論豊富だったが、味噌汁が疲れをいやしてくれる絶品であった。小屋の夕食が始まる18:30まで3時間の宴会もあっという間で、時間を忘れる至福の一時、天上の宴会でありました。 2010年7月19日 月曜日 晴れ 快晴の夜明け。富士山の左手から昇る日の出を楽しむ。 5:28 千枚小屋テントサイト出発 6:53-6:57 2730m 樹林限界 休憩(1) 道端に高山植物が沢山現れる。 6:22-6:30 千枚岳 2880m休憩(2) 樹林限界を抜けると這い松帯となり、また南風が強まり肌寒い。千枚岳は井上の生涯千山登山の第686番目のピ-クとなった。 7:00-7:10 2940m休憩(3) 千枚岳から岩稜を一旦コルに下る。左手はスッパリ切れていて慎重に歩く。岩場はFixがほしいと思う場面も出てくるが、岩間に咲くヤマオダマキやシオガマなどの高山植物に慰められる。 7:26 丸山 3032m 名前のごとくまん丸だが、ピークと言うよりfore-peak(肩のピーク)だ。井上の生涯千山登山記録には載せられない。 7:34-7:44 3055m休憩(4) 8:11-8:35 悪沢岳 3141m 頂上 休憩(5) 昨日の入山疲れもあって今日は空身ではあるがピッチが遅い。2時間40分かけて悪沢岳の頂上に到着した。悪沢岳 (東岳)は井上の生涯千山登の687番となった。さらに、日本の3000m峰21座(数え方では25座)完登だ。山頂は風もなし。晴天。眺め良し。 9:40-9:58 千枚岳 2880m休憩(6) 壷阪さんを先生に高山植物観賞の下山を楽しむ。 10:33-10:59 千枚小屋 テント場 撤収パッキング 大休止(7) 下山バス確保のために香山君と井上が先に下ることをリーダーの高田さんから拝命、出発。 12:00-12:08 展望台 2130m休憩(8) 12:38-12:44 清水平 水補給 休憩(9) 13:30-13:40 小石下 休憩(10) 14:29-14:40 鉄塔南 休憩(11) 15:10 吊橋 15:35 香山、井上 椹島ロッジ帰着 休憩(12) 16:30 壷阪、小谷 椹島ロッジ帰着 18:00 香川、緒方 椹島ロッジ帰着 (足の調子の悪い香川さんに緒方君が同行) 今回の参加者全員が南アルプス南部には思い入れや若かりし頃の思い出があり、それがモチベーションとなって悪沢岳までやってきたようだ。緒方君はまだ赤石岳に登っていないので悪沢岳から赤石岳へのラウンドをひそかに思っていたようだ。小谷さんは悪沢岳に登ったような、登らなかった様な、と記憶があいまいであったが、壷阪さんの明確な指摘で現役時代に登っていることがはっきりした。香山君は春山合宿で縦走の途上で登っている。香川さんは定年退職後、登山再開で張り切っていたが、きつい行程にいささか参ったようだ。 バスを留めておくMissionはあえなくImpossibleであった。香山君と椹島ロッジに着いてすぐに予約カウンタ-に行くとお嬢さんが「2時が最終です。臨時はありません。2時5分に着いた人も今日はここでお泊りです。」とつれない返事。Tough Negotiatorの「韋駄天の達」もここでは出番がなく、東海フォレストの策略に墜ちてしまった。「毒食わば酒まで(皿ではない) 」と目の前にある生ビ-ルの看板に目がくらんですかさず注文してしまった。皆さんが下山するのを待って、などとの思いやりはジョッキ一杯をあっという間に飲み干してから心に浮かんで、二杯目はガマンしたのでお許しを願いたい。 待つこと一時間で壷阪さんと小谷さんが到着したのにはビックリ。特に小谷さんは病み上がりのはず。どこにこのようなエネルギ-や体力があるのだろうか。「ベッタ」さんのニックネ-ムはもう死語だ。二人はさすがに友を思って生ビ-ルは少しためらった。 、、、が誘惑には勝てなかった。 香山君にロッジ宿泊とキャンプ、明日朝の送迎バス(6:30発)の予約をしてもらいまだ下りてこぬ香川さんと緒方君を待つも夕食の時間の17:40には到着しなかった。まあゆっくり下ってくるであろうとリ-ダ-の高田さんをベンチに残してあとの4人は夕食を始めた。18:00二人は漸くロッジに到着し、夕食にもありつけた。香川さんの右足の古傷が痛んだようだが、氏は立派に今回の山をやり遂げられた。 2010年7月20日 火曜日 晴れ
6:30
送迎バス椹島ロッジ出発 2台の車に分かれて帰路に着く。大井川伝いの道を下る。長島ダム下の橋の袂では壷阪さんから大井川鉄道のアプト式の急傾斜のレ-ルについて説明を受ける。とちゅう下流の道の駅では静岡茶をお土産に買って散会となった。高速道路の浜名湖パ-キングで昼食。暑い。熱いと言ったほうがピッタリする。今年の夏も高温新記録が出るのではなかろうか。
梅雨空けて 夏の陽射しの 鈴鹿越え 二番茶の 刈畑続く 井川谷 カナカナの 忙しく鳴く路 ゆっくりと
樹の下に ハクサンコザクラ 二輪草 岩間から 冷水湧いて 沢始まる 天の川 富士の高嶺に 渦を巻く 梅雨開けの 快晴万歳 大展望 壺阪 山雲 *神戸を出発した4人組が夏晴れの名神を一路静岡を目指す様子が浮かびます。大井川沿いの谷は斜面がきつく茶畑が延々と続いていました。千枚小屋への登り道、シラビソの森には聞きなれぬセミの声が響いていました。高山帯に入った2500mあたりで最初に出会った花が白山コザクラと二輪草でした。清水平は千枚小屋までの中間地点、冷たい岩清水が生き返らせてくれました。梅雨明け直後の天空は澄み切っていました。悪沢岳山頂は快晴。
暑中お見舞い申し上げます。快適な南アルプスから一転、日毎に暑さが増していますのでお気をつけください。悪沢岳ではお世話になりました。また、写真や報告、俳句などお送りいただきありがとうございます。私には何もお送りするものがありませんがお礼とお見舞いを申し上げます。後遺症のためヨタヨタ歩き、階段には苦労をしていますが、大分回復してきました。 香山さん 時間記録を送る約束でしたが、井上さんの報告で十分ですね。 参考までに神戸組は、17日6:50高田邸発、7:00尼崎ICから名神高速に入りました。20日は15:30JR尼崎駅着、解散しました。 緒方俊治 ☆彡 リ-ダ-の高田さんからemailがありました。(一部省略) 尼崎の高田です。 大変お疲れさんでした。写真を郵送いたします。2日経ちましたが、未だ足に身が入っております。 若手の香山さんのパワーと、井上さんのスピード(韋駄天の達;失礼)が無かったらこんなに上手く行かなかったと思います。また、病み上がりの小谷さんの粘り、筆おろしの香川さんの執念には感心致しました。千枚小屋からの富士山・大宴会、悪沢からのパノラマ、は小生の(一生の思い出)となります。山を続ければ何かを与えてくれるようです。皆様有難うございました。なお、、ACKUニュース掲載の一文をおくってくださいね。 香川さんへ;本文と写真を郵送いたします。 井上さんへ;CDRと写真を郵送いたします。皆様からの写真を含め選択の上ホームページに掲載下さい。文章は良しなにお願い致します。秋発行予定のACKUニュースは、皆様の一文をマトメ小生が編集者(河本さん)に送ります。 では失礼致します。 ☆彡 若手の香山さんからemailがありました。 井上さん 香山です。 どたばたしてお礼が遅れましたが、詳細な報告書作成ありがとうございました。 今回の山行はいろいろ新しい発見があって面白かったです。 ●その1 高山植物 今回ゆっくり休み休み登ったので、多くの高山植物(花)を眺める余裕があり、井上さんや壺坂さんに多くの名前を教えてもらいました。これも山登りの楽しみの一つと知りました。 井上さん、報告にも高山植物のコーナーを作っていただき、ありがとうございます。 壺坂さん、ぜひ???のところを埋めていただきますようお願いします。 ●その2 山小屋の食事 今回小屋泊まりで食事も山小屋で食べました。 例えば千枚小屋では夕食2000円、朝食1000円と安くはありませんが、食事は結構おいしくて、ご飯と味噌汁がおかわり自由だったのがとても良かったです。こういう登山もありだと思いました。 ●その3 味噌汁 千枚小屋での富士山のパノラマをバックに3時間の大宴会、お酒もおいしかったですが、その合間に飲んだ味噌汁が大変においしかった。 今回梅雨明け直後で天候に恵まれ悪沢岳からの360度の眺望は本当に美しかったので、登った甲斐がありました。以上です。 ![]() 畑薙第一ダム駐車場に下山 皆さん無事で何よりです。そして第135回は長く記憶に残る楽しい山行であったと思っております。 (井上 達男 記)
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