○○の日記 本文へジャンプ
ACKU 山ギャラリー・写真館


2017年4月 真紅の夕焼け 白山
山は不動である。しかし、山は変化する。朝、昼、夕刻と衣装を変えて私たちに媚びを売る。
夕焼けの白山もよいものだ。ではこれほどに真っ赤な空の下にあればどう感じるであろうか。恐ろしさ、畏怖というのか、怪しい気配と言おうか、もう二度と見ることができない夕暮れではなかろうか。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

2017年3月 Mianzim (面茨姆) 6054m, Yunnan, China
梅里雪山の主峰卡瓦格博(KawakabuまたはKawagebo 6740m)が男神であるのに対して面茨姆(メツモ)は女神として信仰の山となっている。梅里雪山一周の巡礼の旅がカイラス巡礼と同様にチベット仏教を深く信仰している人々に今日も盛んに行われている。
聖山は登山対象としてはいけないのであろう。

写真クリックで拡大
 Photo by     山田健

2017年2月 Kawakabu 6740m, Yunnan, China
日中17名の登山隊を飲み込んだ雪崩。我々の仲間一人が参加していた。2016年、クーラカンリ初登頂30周年を迎えた関係者が北京を訪問した。その足で梅里雪山を慰霊のために訪れた。
山群の主峰カワカブは何事もなかったように純白に輝いていた。 
チベット仏教の聖山であり、登ることが許されない山であろうか。今だ未踏峰である。

写真クリックで拡大

 Photo by     山田健

2017年1月 野伏ケ岳1674.3mから願教寺山1690.9mへ: 石徹白の山々
石徹白や北濃一帯が白山ユネスコエコパークとなっていますが、自然豊かな山国です。石徹白には登山道のない山が沢山あり、積雪期が登山の好機となる。
大日ケ岳1708.9m頂上には大日如来像があり、石徹白谷の山々を守っているがごとく鎮座している。
写真は大日ケ岳頂上から見た石徹白谷右岸の山々。 

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

2016年12月 奥三方山2160m(左)、三方崩山2058.7m
白山北方稜線には2000m級のピークが多数存在する。奥深い場所にあり気軽に登ることができない。積雪期にはたっぷりと雪を抱いて神々しい。
鷲ヶ岳スキー場から望遠でとらえた冬姿だ。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

2016年11月 Mt. Belknap 3699m-Tushar Mts,Utah, U.S.A.
ユタ州にはユニークなピークがあちこちにある。この山はユタ州の中ほどに存在している。瓦礫の山と言ってもよい。夏にはカラカラに乾燥している。一攫千金を夢見て多くの山師が鉱脈を試掘した跡がみられる。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

2016年10月 Pfeiffer-horn 3452m, Utah, U.S.A.
リトルマッターホルンとも呼ばれているファイファーホルン。Salt Lake Cityの裏山、ワサッチ山群の一峰だ。懸垂氷河が消え去った広い谷の上に岩峰がそびえている。西側にあるThunder Mountain(雷山)の頂上からは傘型のピークに半分隠れて険しくは見えない。花崗岩の岩肌が山全体を明るくしている。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

2016年9月 Twins(6200m) とKG-4(6290m) , Kangri Garpo Mountains, Tibet
カンリガルポ山群の主稜線は阿扎氷河(Ata Glacier)源頭にある高所氷原(Divide Plateau 6000m)にて分断され、KG-37から再び南東に続いていく。この氷原の北側に並んでいるのが西からKG-4、Twins、そしてKG-5(6340m)である。
遠く徳母拉(Dema La)近くの街道筋からくっきと双子の白いピークが見えるが主稜線はそのままロプチン峰、ルオニイ峰に続いているよう見える。氷原の存在は阿扎氷河に入って初めて確認された。Twins、KG-4ともに未踏峰だ。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

Twins (左)とKG-4
朝日を浴びて真っ白に輝いていた
2009年11月

2016年8月 KG-37 6554m , Kangri Garpo Mountains, Tibet
これも知られざる峰々が多く眠る崗日嘎布山群にある幻のピークの一つであった。旧ソ連の地図では6443mとなっていたので最新の衛星観測データで6554mが表示されたときは大きな驚きであった。阿扎氷河に踏み入れて初めてその姿が明らかになった。未踏峰ある。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男


2016年7月 Gaishan Gong La (KG-44 ) 5870m , Kangri Garpo Mountains, Tibet
知られざる峰々が多く眠る崗日嘎布山群にある幻のピークの一つである。Gaishan Gong Laと呼ばれている峠がそばにあるので同じ名前が山にもつけられているようだが、この写真が世界で初めてその姿をはっきりととらえたものだ。未踏峰ある。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男


2016年6月 開聞岳924m 鹿児島県
九州南端の山、別名薩摩富士とも呼ばれている。良く晴れていると頂上から屋久島を遠望できる。登山道が時計回りに螺旋状につけられていて登山中に四方八方の雄大な眺めを楽しめる。霧島ツツジの美しい池田湖からの眺めもまた良い。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男


2016年5月 能郷白山1617.3m 、奥美濃
能郷の 銀嶺と競う 根尾の花

俳句になっているのかどうか?根尾谷の薄墨桜は例年より早く今年(2016年)は4月初旬に満開を迎えた。奥美濃の山々も早々と雪解けが進んだが、能郷白山だけはまだまだ雪深く谷の奥に輝いていた。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

薄墨桜の向こうに能郷白山

2016年4月 白山御前峰2702.2mと白山別山2399.4m
昔、北濃美濃番場の長滝神社から白山への登山道は檜峠を越えて石徹白に続いていた。大日ケ岳1708.9mは修験道として一般の登山者は登らなかったようだ。
2016年の春は積雪が少なく、山頂の大日如来像が白山を背に雪面からお顔を表していた。

写真クリックで拡大
 Photo by     井上達男

2016年3月 Tangmonja 6328m, Tibet
念青唐古拉西山群の西南部にある未踏峰。2015年10月、調査隊がショグラ5300mとその裏山ショグラ峰5800mに登って山群の未踏峰を探った。峠の北にある岩峰がタンモンジャだ。

写真クリックで拡大
 Photo by      山形裕士

2016年2月 Xabu 6340m , Tibet
念青唐古拉西山群の西南部にある未踏峰。2015年10月、調査隊がショグラ5300mとその裏山ショグラ峰5800mに登って山群の未踏峰を探った。アイスフィールドを高所に抱えた特徴ある山容は魅力的だ。
写真クリックで拡大
 Photo by      山形裕士

2016年1月 Chagla 6428m , Tibet
念青唐古拉西山群の謎に包まれた未踏峰の一つ。Ta Ri峰頂上から西を見るとGurin Qu (谷)を隔てて聳えていた。井上達男のカメラを持ち上げたデチン(チベット人学生)がその姿を捉えた。世界で初めて明らかになった山だ。2015/10/27撮影
写真クリックで拡大
 Photo by      Deqin

2015年12月 Bada Ri Range peaks and BadQu, Tibet
バダリ峰はバダ谷の奥深くに鎮座しているのでその姿は麓から見ることができない。また、バダ谷に入ってしまうと前山やU字谷の側壁に視界が遮られて見ることができない。谷の右岸を登り5500mに達してようやくその姿とⅣ峰Ⅴ峰及びバダ氷河左股を遠望できた。

写真クリックで拡大
 Photo by      松村健司


2015年11月 Bada Ri 6516m, Tibet
2015年、神戸大学・中国地質大学(武漢)合同登山隊が目指した念青唐古拉西山群(Nyainqentanglha)に残された6500mを越える標高の唯一の未踏峰。
10月27日、アタック隊は極めて危険な頂上への稜線にて登頂断念。

写真クリックで拡大
 Photo by 居谷千春、井上達男


2015年10月 念青唐古拉山(Nyainqentanglha) 7162m, Tibet, China
1986年、東北大学隊が初登頂した。最高峰は写真の右端。山群には西端にQungmo Kangri 7048mがあるが、6000m峰が約200座連なった全長280kmの山脈となっている。

写真クリックで拡大
         Photo by 居谷千春

写真は2014年、山群の偵察に入った時に撮影された。

2015年9月 Cerro Arenales 3437m , Chile
1958年日本チリ合同隊が北部パタゴニア氷陸の未踏峰に探険的登山を実施、見事にアレナレス峰初登頂を成し遂げた。

写真クリックで拡大
         Photo by 田中信行

写真は2006年、コロニア氷河を訪ねた田中信行氏が撮影、ほぼ半世紀ぶりにその姿を明らかにした。

2015年8月 Mt.Steele 5071m ,Ukon, Canada
1968年神戸大学カナダ・ユーコン学術登山隊はクルアーネ湖畔から飛行機でドンジェク氷河に入山し、スチール峰とウォルシュ峰に登頂した。学生中心の遠征隊で後のカラコルム山脈シェルピカンリ7380mの初登頂へと繋がっていく。

写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男


2015年7月 NW-100 (6360m) ; Tibet,China
チベットの念青唐古拉西山群(Nyainqentanglha)の未踏峰である。最新のGoogle earthでは近傍の6200mピークと並んで標高が高くないようなデータとなっている。写真ではピラミダルなピークで隣のピークより頭一つ抜けて立派な姿を見せている。チベットの山々にはまだまだこのように良く知られていない幻のピークがいくつも隠れている。山を発見する歓びが残されていることは現代の登山家にとっては嬉しいことだ。(2015/4/15撮影)

写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男


2015年6月 Kyizi 6206m & Luzi 6150m(right) ; Tibet,China
チベットの念青唐古拉西山群(Nyainqentanglha)の名峰である。左がKyizi(キチ)右の鋭鋒がLuzi(ルチ)。Zi は動物を使う人のことで Kyi はチベット語の犬、 Luは羊を意味する。従ってLuziは羊飼いのこと。Kyiziは麓の町羊八井(Yangbajain)から近いこともあってチベット登山学校が訓練登山の場として何度か登っている。Luziは峻嶮にして手強そうだ。

写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2015年5月 五月の鹿島槍ヶ岳(2889m)
久し振りに五月の雪山へ行った。鹿島槍ヶ岳だ。五月連休の鹿島槍はまだまだ雪深いが、さすがに五月ともなればあちこちに地肌が出ている。この時も布引山の斜面から鹿島槍頂上直下まで夏道が出ていた。五月の青空のもと、後立山の山々から黒部の谷の向こうの立山・劔連峰、そして北ア南部の山々まで360度の展望は素晴らしかった。「やっぱり雪の山はええなあ」とつくづく思った。写真は爺が岳から振り返った鹿島槍だ。

写真クリックで拡大
         Photo by 八田義一

2015年4月 鉢伏山1221.6m 兵庫県
兵庫県の最高峰、氷ノ山から北方稜線を鉢伏山に縦走するコースはブン廻しと呼ばれているが、幾つかのピークとキレットを越えていくスキーツアーにとっては難コースだ。恒例の春のツアー途中、布滝の頭から見る鉢伏山は樹木がなく純白のドレスに着飾った花嫁を思わせる。

写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2015年3月 Dingmo 6311m ; Nyainqentanglha West Mtns.,Tibet
念青唐古拉西山群の秀麗峰。ナム湖からその頂を遠望できる。2014年11月、同山群の偵察隊がNam Tsoを訪れて撮影した。

写真クリックで拡大
         Photo by 居谷千春

2015年2月 Golden Dragon 6553m ; Nyainqentanglha West Mtns.,Tibet
念青唐古拉西山群の岩峰の中でも際立って目立つ山だ。中国名は金龍峰。朝夕に黄金色に輝く姿を見て名づけられたのだろうか。
左手の氷塔はChorten Garpo 6415m。2014年11月に偵察隊が撮影した。2000年にオーストリア隊が初登頂している。
写真クリックで拡大
         Photo by 居谷千春

2015年1月 Zhana Rizi 6214m ; Nyainqentanglha West Mtns.,Tibet
チベットにはまだまだ沢山6000M級の未踏峰がある。念青唐古拉西山群(Nyainqentanglha)は拉薩の北、世界最高塩湖であるナムツォ(納木措)の南に展開する全長200kmを越す山脈。ジャナリツ峰(Zhana Rizi)はその中の一峰。2014年11月、登路偵察に出かけてその姿が判明した。
写真クリックで拡大
         Photo by 居谷千春

2014年12月  大日ケ岳1708.9m  北濃.
長良川源流の山は大日ケ岳と鷲ヶ岳が日本列島分水嶺のひるが野高原を挟ん対峙している。
近年大日ケ岳の東面にはスキー場が拡大され、天気の良い日にはスキーヤーも山頂を訪れる。
山頂が夕日に輝くと冬の長い夜がすぐにやって来る。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2014年11月  毘沙門岳 1385.5m 北濃.
長良川源流には目を引く山が幾つかある。毘沙門岳もその一つだ。白鳥あたりから谷の左手にピラミダルなピークが見えるがそれだ。左右に連なる峰々と一線を画して存在するのですぐに判る。
北の檜峠から稜線伝いに山頂に至るルートをスキーで登ると北に白山連峰が見渡せる。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2014年10月  Mt. Agassiz 3788m, Uinta Mountains, Utah, U.S.A.
Uinta山群はロッキー山脈の一部とも言えるがユニークな山群だ。ロッキーが南北に脊梁を延ばしているのに対してUintaは東西に主稜線が延びている。広大な岩盤を氷河が削ってできた台地にピークが林立している。まばらな針葉樹と無数の湖が展開する景観はすばらしい。Mt.Agassizもその特徴あるピークの一つだ。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2014年9月  甲斐駒ケ岳  2996m

甲斐駒はどこから見ても“絵になる山”だ。夕刻、早川尾根西端のピーク栗沢ノ頭に立つと眼前に大武川の深い谷を隔てて甲斐駒がそそり立っていた。すでに山体には夕闇が忍び寄っていたが、その特色ある白い花崗岩の頂上部のわずかな部分に残照の微かな光が当っていた。摩利支天から大武川に一気に切れ落ちた大岩壁が山の大きさを際立たせていた。中空に漂う白い雲と、足元の夕陽を浴びてギラッと光る岩が強いアクセントとなってモノクロ写真ならではの印象深い一枚となった。


写真クリックで拡大
         Photo by 八田義一

2014年8月  Sherpi Kangri 7380m , カラコルム
コンダスの王を岩峰サルトロカンリ7742mとするなら、シェルピカンリは雪と氷で輝く美しい女王と言える。Khor Kondusの村から氷河の奥にその姿を見せている。1976年8月10日。女王頂きは神戸大学隊に初登頂された。古いスライドからコピーされた画像で劣化しているが女王は美しい。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2014年7月  カラコルムの巨峰群 Baltoro Glacier
シェルピカンリ(7380m)の頂上稜線に達すると快晴の空にカラコルムのジャイアント・ピークが林立してきた。高い山々は登るにつれて高くなってくる。世界第二の高峰K2が60km程遠くに聳え、手前右手にガッシャーブルムなどが高く高く並んでシアカンリまで続いていた。シェルピカンリの頂上に逸る心に天はしばし絶景鑑賞の時間を与えてくれた。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2014年6月  Pongle 5770m (左)& TongKole 5800m; Kangri Garpo Mountains, Tibet
ラグー氷河やアタ氷河への出発点となる拉古村(Lhagu)から南方に特徴ある二つの雪山が澄み切った青空に浮かんでいる。アイスキャップを頂いたドームはポンレ(5770m)でその右手に谷氷河を抱いて白く輝く鏃を突き上げているのがトンコーレ(5800m)た。村の麦畑に絶えず水を供給している大切な山々だ。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男


2014年5月  Uncompahgre 4361mSan Juan Range, Colorado , USA
コロラド・ロッキーにはユニークな風貌の4000m級の山々がある。Uncompahgreも名前も姿もユニークな一つだ。樹林限界を抜けるとオダマキなどの高山植物の花畑が現れ、奇怪な岩山が前方に鎮座していた。いきなり4000mを越えると歩調は鈍り息苦しくなった。だが、山頂から360℃の雄大な展望に見惚れていると頭痛も収まった。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男


2014年4月  笠ケ岳 2898m
高山市の郊外に見量山(ミハカリヤマ997m)という岐阜の100山に選ばれている山がある。頂上からの北アルプス眺望が素晴らしいということで天気の良い春先に登ってみた。若木が繁茂してがっかりであったがなんとか笠から乗鞍の山々を眺めることができた。笠ケ岳が眼前に聳え立ち柔和な印象を拭い去る凛々しい姿に見惚れた。右手に槍ヶ岳も小槍とともに姿を見せてくれた。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男


2014年3月  野伏ケ岳1674.3m
春山のスキーと言えば石徹白を思い浮かべる山屋も多いのではないか。美濃から檜峠を越えて石徹白へ下る道路の前方に真白な姿を惜しげもなく見せてくれるのが野伏ケ岳1674.3mと小白山1609.2mだ。野伏ケ岳の山頂から一気に和田山牧場に滑降するだいご味は忘れられない。何度滑っても感激ものだ。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

2014年2月 大日ケ岳1708.9m
長良川源流の山は大日ケ岳1708.9mと鷲ヶ岳1671.6mで間に日本列島の分水嶺を構成するひるが野高原がある。大日ケ岳には本峰の他に中大日、裏大日、鎌ケ峰そして水後山などが連なって大きな山塊として白山連峰の南面に鎮座している。
今年もたっぷり積雪をまとって山男たちを誘っている。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男



2014年1月 3Sisters in Ata Glacier
2009年、Lopchin 峰初登頂の帰路、カンリガルポ山群の展望ができるDema Laへの街道を登っていくと西の空に山脈の最高峰群が純白に輝いた。カンリガルポとは「白い山々」の意味がある。山脈280kmに6000m峰が47座あるが、ロプチン峰のみが登頂され、他は全てが2014年1月1日現在未踏峰。
写真クリックで拡大
         Photo by 井上達男

中央がLopchin




2013年12月 K-6  7287m Karakorum
1976年Sherpi Kangri 7380m初登頂の折、Camp-2から南方に聳えるK-6を見た。三つのピ-クが並んだ岩峰は当時は未踏峰であった。1990年、オ-ストリア山岳会により初登頂された。咲いて金では西峰7100mも登頂されている。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男



2013年11月 白山三ノ峰2128m
2013年10月17日、白山は初冠雪があった。昨今の白山登山ブ-ムは外来植物の持ち込みという問題を起こしている。白山の固有種が外来植物に駆逐されたり交配で絶滅したりすることが危惧されている。環境省のプロジェクトで外来植物持ち込みストップのキャンペ-ンに微力ながら参加し、看板の設置に夏前、三ノ峰2128mに登った。雪の来る前に再び看板撤去に登った。新雪の三ノ峰2128mを銚子ケ峰1810.4mから眺めた。白山の御前峰も良いが、いくつかある周辺の峰々も捨てがたい。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男


2013年10月 Mt. Superior 3365m Utah, USA

ロッキ-山脈の秋は駆け足でやってきて足早に去っていく。9月の下旬にはあっという間にアスペンの木の葉が黄色に輝く。
日本の秋は「錦織なす」と表現されるように様々な色合いが混ざり、それが日々変化していく。ロッキ-の紅葉は単調だが針葉樹と岩山を下地にコントラストも強く鮮やかに色づく。見ごろが10日間程度で新雪が来るとさっと葉を落として冬景色となる。
写真はSalt Lake Cityの裏山であるWasatch MountainのAltaスキー場から見たMt. Superiorだ。
写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男



2013年9月 チンネ、三の窓 (剣岳)
黒部トンネルのタル沢横坑出口というなかなか行けない所に立つと、黒部下の廊下の対岸に黒部別山の急峻な尾根が見えた。そしてその後方に剣岳の豪快な山容が望めた。めったにとれないアングルで撮った剣岳三の窓周辺のアップ写真だ。碧空に大きく弧を描いた三の窓が真っ先に目を引いた。八つ峰からチンネへと続く岩壁もまた豪快。剣岳の最もアルペン的な光景と言ってよいだろう。北方稜線もくっきりと浮かび上がっている。

この写真は9月下旬に撮ったものだが、三の窓雪渓にはまだこれだけの雪が残っていた。写真の左端に見える剣本峰は今回は脇役にまわってもらった。自分にとって遠い昔、ここで青春のエネルギーをぶつけた懐かしい思い出を呼び覚ましてくれる写真となった。

写真クリックで拡大

           Photo by 八田義一

2013年8月 Mt.Robson 3954m ,Canadian Rocky
ジャスパ-から西にYellowheadハイウェイを進むと右手に大きな山体のロブソンが姿を現す。南面は典型的な横縞模様のあるバットレスが迫ってくる。カナディアン・ロッキ-の最高峰だ。夏のロッキ-は緑豊かで暖かい。雪を頂く岩山の険しい姿と森の対比が独特木の景観を見せてくれる。写真は南面で幅広い姿だが、西面は鋭い三角形の岩搭だ。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男

2013年7月 KG-31 Dojitsenza 5662m , Tibet
東チベットのカンリガルポ山群の前山は尖塔を持った岩山が多くある。その中でもDojitsenzaはカンリガルポ山群の中心にあるRuoni 6882mやLoppchin 6805m(2009年ACKU初登頂)などへの入り口に鎮座している目立つピ-クであり、Shugden Gompaのある丘から谷を隔てた対岸に神々しく屹立している聖山として村人たちにも崇拝されている。勿論未踏峰である。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男

2013年6月 荒島岳 1523.5m 福井県大野市
5月の山で紹介した経ヶ岳に続いて荒島岳を紹介する。先月の紹介文「国道158号線を九頭竜ダムから下っていくと荒島岳の裾をぐるりと半周するように九頭竜川の渓谷をくねくねと曲がり行く。春先には雪の斜面が荒島岳の頂上に一気に登っているのがハンドル越に眼前に迫ってくる」と書いたその光景の雪解けの進んだ季節の写真だ。
水は澄み切り、谷は新緑に包まれて新しい季節に息づいている。荒島岳の斜面を溶ける雪を追うように芽吹きが駆け上がってい。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男

2013年5月 経ヶ岳 1625.2m 福井県大野市
国道158号線を九頭竜ダムから下っていくと荒島岳の裾をぐるりと半周するように九頭竜川の渓谷をくねくねと曲がり行く。春先には雪の斜面が荒島岳の頂上に一気に登っているのがハンドル越に眼前に迫ってくる。
道はやがてパッと開けて大野盆地に出る。すると左手の民家の庭にいまを盛りとピンクの花を一杯抱いた桜が眼に入った。国道を離れて田圃の畦道に車を止めて花見だ。ちょうど家から出てきたご婦人に聞くと「江戸彼岸桜で1100年程の樹齢だ」という。二株が一体となって庭一杯に枝を広げている。
その向こうに残雪豊富な経ヶ岳が春の穏やかな日差しを浴びて輝いていた。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男


2013年4月 五竜岳  2814m
鬼無里日影から国道406号を天神川沿いに遡ると1100mの峠にあるトンネルを抜けて白馬村へやってくる。4月下旬ともなるとすっかり春らしくなった信州だが、後立山連峰はまだまだ残雪が山肌に残っている。
五竜岳が眼前に飛び込んできて思わず車を止めた。連日の吹雪で何日も停滞し、しかも遭難が身近に発生して連絡に神城まで駆け下った、鹿島槍-五竜厳冬期縦走は忘れられない。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男

2013年3月 平家岳 1441.5m
ACKUの例会山行で登った山。残暑厳しい折の登山で暑さに頂上が遠く感じた。この山には3つのピ-クがある。主峰の平家岳1441.5m、九頭竜湖から登ると前衛峰として立派な小平家岳1425m。このピ-クには仲間内で源氏岳と名付けた。そして中間の目立たないピ-クが井岸山1410mだ。積雪たっぷりの2月下旬の純白の姿はまた違う印象を持たせてくれる。
2013年2月26日-鷲ヶ岳スキー場にて300mm望遠レンズで撮影
写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男


2013年2月 御嶽 3067m

山岳部のアイゼン合宿でなじみの御嶽。独立峰で堂々とした姿は誰もが圧倒される。山頂からのスキー滑降は春の御嶽の楽しみでもある。若き友が三の池で遭難したことも忘れてはならない。
写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男


2013年1月 槍ヶ岳3180m遠望
奥美濃の大日ケ岳は北アルプスの展望台だ。天気が良ければ東面に展開するスキ-場からも山々が良く見える。
冬のある日、望遠レンズをザックに入れて高鷲スノ-パ-クに遊びに行った。300mm望遠レンズの向こうに槍と子槍を発見。雪の北鎌尾根から穂高へ縦走した若き日の思い出がよみがえった。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男


2012年12月 乗鞍岳 3025.6m
北アルプス連峰の西には白山が横たわっている。両者の間には数々の山々があるが、いたって地味なものが多いので訪れる機会がなかったが、鷲ヶ岳山麓に住んで近くの山々に興味を抱いた。六厩の東側に傘山1331.4mがあるが、そこに登った。秋色輝く晴天の晩秋、北アルプス連山と白山の景観をを心行くまで楽しんだ。乗鞍は堂々と多くのピ-クを従えて澄み切った青空に純白の雪衣をまとって聳えていた。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男

2012年11月 白尾山1612.5m
今年の紅葉は例年になく美しいと言われている。鷲ヶ岳の山荘生活の始まった10月は日々紅葉の色づきを楽しみながら冬支度に精出した。
阿多岐谷越しに目の前に展開する鷲ヶ岳から白尾山への道なき稜線が紅葉真っ盛りであったこの辺りはカモシカが多く、我が家の庭先にもすがたを見せることがある。
右手の雲の影になったピ-クが白尾山だ。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男

2012年10月  Mt.Rainer 4392m , Cascade Range, Washngton, U.S.A.


Salt Lake CityからSeatleへ向かう飛行機が着陸態勢に入るといきなりレニア-の大きな姿が窓外に迫ってくる。この山は比高ではK2の4020mを抜いて4027mあるそうだ。その圧倒的な雄姿は遠くSeatleの街から接近すると長く眺めることができる。火山だ。

写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男

2012年9月  霞沢岳

早朝の西穂高岳から振返ると眼下の上高地の向うに霞沢岳が見えた。早朝の弱い光の中で山は青ずんで見える。背後の雲海の山並みが美しい。日頃は雄峰穂高の前山としてマイナーな山と見なされているが、ここから見る霞沢岳はなかなかどうしてどっしりとした堂々たる山容の山である。自分自身この山を見直した。その山容を記憶に留め、奥穂高岳への難関コースに出発したのだった。

写真クリックで拡大
           Photo by 八田義一


2012年8月  Kings Peak 4123m   Utah,USA

 Rocky山脈は概ね南北に主脈が走っているが、Uinta山群は東西に主稜線が連なっている。Kings_PeakはUtah州の最高峰でもあり、Uinta山群の盟主だ。北のHenrys Forkからアプロ-チするとやがて3000mを越す高原に達する。針葉樹林と草原、点在する湖沼が織り成すWildernessには羊が放牧されている。ム-スやモルモットが時折姿を現す広大な自然でのキャンプは時の流れを忘れさせてくれる。Kings Peakへはそこから長いtrailを登り、岩の積み重なった頂上稜線を伝って山頂に達する。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男


2012年7月  Mt.Nebo 3636m   Utah,USA

2001年7月4日は晴天が続く夏の一日だった。雲ひとつ無い天気で、Salt Lake Cityから南に100kmあたりにあるMt. Nebo 3636mを登ろうと車を走らせた。よく乾いたTrailは土埃が上がるほどだった。山麓の周回路からまだ残っている雪渓に取り付いて稜線のガレ場に上がると頂上はすぐそこだった。風はなく穏やかな山頂で昼食を摂った。眼下にはちらほらと白い筋のような煙が昇っている。キャンプの焚き火かな、と暢気なことを考えていると眠くなってしまい横になった。

 「ドカン」と一発大きな音がして目覚めると頭上に小さなキントン雲が二つ漂っていた。空は相変わらず晴天が広がっている。「ピカッ」「ドカン」がまた同時にやってきた。大慌てでリュックを背に這うように頂上から走り下った。樹木がまばらにあるコルまでは相当下らねばならない。立ち枯れた大木の窪地に逃げ込んで雷が遠ざかるのを待った。雨はパラリとも降らない。ようやく静かになって木を見上げると真っ黒に焼け爛れていた。以前の落雷にやられたようだ。ここは雷の巣だったのだ。

 駐車場に戻るとForest Rangerが私の車を調べていた。「無事だったか」と握手をしてくれた。下山の道路は山火事で封鎖しているので暫らくここで待っていろと言われた。ヘリやセスナが消火剤や水を運んで森の消火活動を大々的に続けていた。

米国西部では今年(2012年)も日照が続いて山火事が頻発している。コロラドでは東京都の面積相当の山がすでに焼けてしまったという。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2012年6月  大正池と焼岳

ご存知焼岳と大正池。梅雨入り前の快晴の朝、焼岳の端正な姿が穏やかな水面の大正池に映っていた。雲ひとつない青空に一すじの細く薄い噴煙が流れていた。池のあちこちに立枯れの木々が針のように突き刺さっている。上高地の典型的な一風景だ。

写真クリックで拡大
           Photo by 八田義一

2012年5月  残雪の穂高

残雪の穂高を撮ろうと徳本峠へ登った。翌早朝、峠の展望台に立ったが生憎の曇り
空。しかし、眼前の残雪に覆われ、足下に早朝の薄雲をまとった穂高は凄い迫力だっ
た。
前穂から明神への黒々とした山稜と背後の西穂ー奥穂の山稜が素晴らしい。ここから
見る前穂はどこから見るよりも尖って見えるのではないだろうか。

 徳本峠より

写真クリックで拡大
           Photo by 八田義一

2012年4月  鷲ケ岳 1671.5m 長良川源流 岐阜県

長良川の流れを遡ると湯の平温泉にたどり着く。その露天風呂は滝見の湯と名づけられているが、肝心の滝が堰堤であるのが興ざめだが、肌がつるつるになる湯は極上で料金も安い。その堰堤のすぐ上流から分かれて一方は大日ケ岳へ、他方は東に向かって鷲ケ岳に突き上げている。鷲ケ岳は地味な山だが白山、乗鞍、御岳、北アルプスの展望台でもある。積雪期は登山者も少なく、静かな山だ。

 大日ケ岳から蛭が野へスキ-滑降途中に撮影。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2012年3月  Timpanogos 3581.4m , Utah , U.S.A.

Wasatch山群の名峰TimpanogosはUtah Lake湖畔のProvo Cityの街中からいきなり2000mの壁を山頂までそそりたたせている。独立峰だが顕著なピ-クがいくつか頂上稜線に並んでいる。Utah州の山で唯一氷河がかかっているのがこの山だ。

北のBox Elder Peak 3384m頂上から撮影。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2012年2月  大山

中国地方の盟主、大山の春。北壁の残雪と麓の新緑が凛々しい姿をメイクアップする。まだ登山者はまれだが大山寺を訪れる人たちで賑わう。
積雪期の厳しさから少し穏やかになるこの季節の登山は心が癒される


写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2012年1月  白山

鷲ケ岳からの白山。
純白の汚れなき姿は花嫁を想像します。長良川の源流には白山信仰で栄えた登山口の白山長滝神社があります。そこから檜峠を越えて石徹白へ、そして長い別山越えの参拝道がにぎわったと言われます。長滝神社の立派さが往時を思わせます。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年12月  Wheeler Peak 3982m, Great Basin National Park, Nevada, U.S.A.

米国ネバダ州といえばラスベガスやデスバレ-、そして何もない砂漠をイメ-ジする人が多いのではなかろうか。あと少しで4000mの山があって、そこには氷河が残っていて鹿などの野生動物の楽園となっている森が、と言えば嘘のような話に聞こえるだろう。
Wheeler Peak3982mはそんな砂漠の中のオアシスの山だ。樹齢4700年の松は科学的に計測された生きた樹木のギネスに登録されているそうだ。近くの村は70kmも砂漠をドライブしないとたどり着けない隔絶の地、陸の孤島だ。頂上からの眺めは四方を砂の海に囲まれて不思議な世界だった。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年11月  Mt. Tukuhnikivatz 3805m, La Sar Mountains,Utah, U.S.A.

Arches National Parkは全米人気No-1の国立公園であるという。砂漠の中に数々の砂岩のア-チが見るものの驚きを誘う。大抵の人はその奇妙な光景の遥かかなたに雪山がキラリと光っているのに気付かない。
わたしはその山々が気になって仕方なかった。そしてあるときその最高峰Mt. Pealeに登った。そしてこの奇妙な名前の山にひきつけられた。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年10月  Precipice Peak 4006m and Duncinane Mountain 3886m, Colorado Rocky, U.S.A.

San Juan山群には個性豊かな山が多数ある。 Precipice Peak 4006m や Duncinane Mountain 3886mもそのようなユニ-クな岩山である。緑豊かな平原に突如としてそそり立つ岩峰には圧倒される。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年9月  水晶岳 2986m  北アルプス

老クライマ-4人が一致して登り残した北アルプスの奥深い山である赤牛岳2864.2mに向かった。水晶小屋から水晶岳を越えて遠く黒部川の源流に囲まれるように伸びた稜線の先に目標の赤牛岳があった。
振り返るとひときわ高い岩峰がもはや引き返してはならないぞ!と言わんがごとくに聳えていた。
ちなみに平井一正は≒80歳の山旅であった


写真クリックで拡大
     Photo by 井上達男(平井一正カメラ)

2011年8月  Mt. Walsh 4505m Yukon Territory, Canda

Donjek Glacierの源頭付近から見ると両翼を広げた姿が立派だ。頂上から手前右手に下る尾根にル-トを求めた。6人が頂上に立った。第6登だった。
1968年神戸大学カナダ・ユ-コン学術登山隊

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年7月  氷ノ山 1510m  鉢伏高原、桂の清水付近から

桂の大木の根本から冷たい水が滔々と湧き出ている。梅雨が明けると鉢高原もすっかり夏となる。桂の清水で棚田の稲も元気に育っている。千本杉ヒユッテの清水もきっと冷たくてうまいだろうな。清酒千本杉と偽って冷たい清水で酔った振りをした冬の一夜が懐かしい。
 千本杉ヒユッテも今年は50歳。手入れして何時までも使えるようにしたい。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年6月  KG-5, KG-6-1 Kangri Garpo Mountains, Tibet, China

21世紀の今日に6000m級の未踏峰を発見するということは驚くべきことではないだろうか。チベットの未踏峰に挑戦した神戸大学はこのような幸運に恵まれた。KG-5 6340m, KG-6-1 6076mもそのような新発見の未踏峰である。また、両峰の間の峠5500mはAta-Lhagu Passと名づけたが 阿扎氷河(Ata Glacier)と拉古氷河(Lhagu Glacier)を結ぶ峠である。この峠も人類未踏のまま残されている。
 写真は2009年11月月に撮影。

写真クリックで拡大
           Photo by 山本恵昭(Video)

2011年5月  常念岳 2857m 安曇野から

今年の白馬連峰は残雪が昨年の2倍はあった。大雪渓で雪崩れも発生して遭難者が出るなど5月連休は荒れ模様だった。蓮華温泉から雪倉に登ろうとしたが、強風のために途中で断念した。
木地屋への下りでは雷雨と風。熊に出合うというおまけもついた。
 写真は2010年5月に撮影。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年4月  Twin Peaks 3453m , Wasatch Mountains, Salt Lake City, Utah, U.S.A.

Red Pine Lakeに登ると対岸にSalt Lake Cityを見下ろすように聳えるTwin Peaksが眼前に競りあがってくる。乾燥した半砂漠になる春の暖かな一日のハイキングに心が洗われる湖と森と岩山の風景だ。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年3月  Dupoalimona KG-63 5700m , Kangri Garpo Mountains, South-east Tibet

ドポアリモナ、「黒顔の魔人」といわれているチベット仏教の聖山(名前の由来は日本山岳会福岡支部の渡辺秀樹氏による)。Parlung Zangbo川を遡るとBomiの谷に開ける古多の集落に近づく。すると崗日嘎布山群の雪に包まれた岩峰群が清らかな水が幾筋にも別れて緩やかに流れる谷の向うに屹立する。そこはスイスアルプスではないかと錯覚する旅人も多いであろう。ある登山家は一瞬グランドジョラスだと言った。勿論未踏峰である。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年2月  Tiba Kangri 扎巴崗日 6846m Tibet

林芝を過ぎて色斉拉(Seqila)に登るとナムチャバルワとギャラペリが見える。ツァンポ-川が大屈曲点に達して流れを大きく南に変える。ヒマラヤの東端と言われてきた場所である。崗日嘎布山群はそこから始まる。ティパカンリはギャラペリ山塊の北端にあり、川蔵公路からもその姿を仰ぎ見ることができる。2009年の神戸大学・中国地質大学(武漢)合同カンリガルポ山群学術登山隊は往路では雲に隠れたその姿を見ることができなかったが、帰路、絶妙のタイミングで夕日に照らされたその姿を見ることができた。未踏峰である。

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2011年1月  Monte Cristo 3393m & Mt. Superior 3365m , Wasatch Mountains, Utah U.S.A.

岩稜と雪稜のミックスした尾根を登り、Superiorの頂上に出ると眼前にMonte Cristoが翼を広げた鷲のように行く手に屹立していた。アイゼンが良く効くので両側の切り立った斜面には緊張するも、順調に頂上に向かった。
下山後Altaのスキ-場から谷の対壁に鎮座する両雄にしばし見とれていた。(左Mote Cristo)

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2010年12月  KG-5 6340m 未踏峰

カンリガルポ(崗日嘎布)山群には6000mの未踏峰が47座あることが判った(2010年12月現在の調査結果)。 KG-5はその中でも2003年当時からその姿を見ていたがはっきり同定出来ていなかった。神戸大学が世界で初めて発見した山の一つである。 阿扎氷河(Ata Glacier)の源頭にすっきりと端正な姿を見せてくれていた数少ない「登れる」と確信させてくれる秀峰である。2009年10月撮影

写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2010年11月  Canadian Rocky / Ten Peaks

バンフ国立公園内のモレインレイクは、1年のうち夏の4ヶ月間だけ入れる氷河湖で
す。湖の周りに10個の岩峰が立ち並んでいるため、これらをテンピークス(Ten peaks)と呼んでいます。
 朝1番に訪れると、テンピークスに朝陽があたり、静まり返った湖面に写し出されていました。(2010年10月)

写真クリックで拡大
           Photo by 山田健

2010年10月  夏の富士山

 西蔵のチリのない空にそそり立つLopchin Feng 6805mをじっくり眺めて瞼に焼き付けて帰国した2009年の年末。今年、2010年の梅雨明けは7月17日に劇的に明けた。千枚小屋までの長い登りを終えて昼下がりの酒宴を祝うように雲の中から富士山が顔を現した。
 そしてやがて夕暮れに赤富士となり、翌朝は朝焼けにシルエットをくっきりとさせた。

 9月初めには塩見岳に登った。靄がグラデ-ションのベ-ルを富士に掛けた。

 ああ、日本の山と自然もいいな、と感動を覚える今年の夏、南アルプスのひと時だった。秋の富士も見たくなった。

写真クリックで拡大
Photo by 高田和三 香山博司 井上達男







2010年9月  晩夏の山・「油坂の頭からの白山御前峰」

 南竜ヶ馬場のテント場を出て、白山南縦走路を別山に向かった。30年以上前に一度、5月にトレースしたことがあったが、そのときは雨とガスで何も見えず、ほとんど記憶に残っていない。テント場を出て、一度沢に降りてから油坂の登りがある。登るにつれて今まで見えなかった白山主峰の御前峰が背後に姿を現す。両側に伸びやかな稜線を従えて均整のとれた姿が堂々として美しい。2010年8月末

写真クリックで拡大
           Photo by 山田健

2010年8月  夏山の朝・黒部五郎岳

早朝の水晶岳に登った。眼下の祖父岳に朝日が当り出したが雲の平はまだ影の中だ。黒部源流域の清澄な大気の中、快晴の空を背に黒部五郎岳の秀麗な姿がくっきりと浮かんでいる。すがすがしい夏山の朝の光景だ。


写真クリックで拡大
           Photo by 八田義一

2010年7月  朝日岳

 蓮華温泉から朝日岳へのスキ-登山は5月連休の頃が最適。温泉で汗を流して暮れ行く山々を眺めるのが楽しみだ。
滑り降りた斜面がじっくりと見通せる薬師の湯は露天風呂の中でも最高のもの。


写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2010年6月  白山別山

 石徹白は山スキ-のメッカ。冬は深い雪に閉ざされて谷の奥に鎮座する山々にはアプロ-チが困難だが、春にはその懐を開けてくれる。2010/4/24良く晴れた春の一日、銚子ケ峰1810mから願教寺山の稜線をラウンドした。銚子ケ峰(写真左手が頂上)の最後の登りにまだまだ残雪豊富な白山別山が右奥に秀麗な姿を見せていた。


写真クリックで拡大
           Photo by 井上達男

2010年5月  剱岳東面  ハシゴ谷乗越から 

 内蔵助平からハシゴ谷乗越に登ると目の前に紺碧の空の下、真っ白な雪に覆われた豪快な剣岳の東面が展開した。目指す頂上と長次郎のコルは随分と遠く、かつ高く
にあった。


写真クリックで拡大
           Photo by 八田義一 氏

2010年4月  若尼峰 Ruoni Feng KG-1 6882m

ルオニイ峰 KG-1 6882m
(
崗日嗄布山群)

 神戸大学が2003年に挑戦したカンリガルポ山群の最高峰。最近の中国の地図では白日嘎(Bairiga)となっている。2003年の登山隊は悪天候とセラックの崩壊などル-トの危険性から登頂断念した。2007年に再度偵察して新たな可能性のある登頂ル-トが存在しないことが判った。2009年に神戸大学は中国地質大学(武漢)との合同登山で第二の高峰、ロプチン峰(Lopchin Feng 6805m)に初登頂した。

 写真は登頂時に6400m付近から撮ったルオニイ峰。( 2009117日 矢崎雅則撮影) 写真クリックで拡大
           Photo by 2009年登山隊


2010年1月  白鷹の峰 ロプチン  Lopchin Feng KG-2 6805m

ロプチンKG-2 6805m
(
崗日嗄布山群)

 阿扎氷河(Ata Glacier)の三姉妹峰

神秘的なモルゲンロ-ト

写真クリックで拡大
           Photo by 2009年登山隊

2009年12月  白鷹の峰 ロプチン  Lopchin Feng KG-2 6805m

ロプチンKG-2 6805m (崗日嗄布山群・阿扎氷河(Ata Glacier))
 阿扎氷河(Ata Glacier)の三姉妹峰
名前が判らなかったのですが現地拉古村の村長や村人との協議の結果、チベット語で「ロプチン」と命名されました。ロプチンには"雄鷹""勇敢""智慧""大学"などの意味があります。
 また、村人の中には「白い鳥の峰」と言うものもいました。「白鷹の峰 ロプチン」と言うのが響きが良い。中国語では洛布青峰(Lou bu qin Feng)となります。

写真クリックで拡大
           Photo by 2009年登山隊

2009年10月、11月   KG-2 6805m

KG-2 6805m (崗日嗄布山群・阿扎氷河(Ata Glacier))
 阿扎氷河(Ata Glacier)の三姉妹峰はそれぞれ個性的である。KG-2は真ん中のピ-クで純白でド-ム型のスカイラインを見せている。美しいピ-クで約30座あるカンリガルポ山群の未踏の6000m峰の中でも際立った美人。
 2009年、Lopchin Fengロプチン峰の名前を現地の村長達からいただいた。

写真クリックで拡大
           Photo by 2007年偵察隊

2009年9月   サルトロカンリ(Saltoro Kangri 7742m)

Saltoro Kangri 7742m
 サルトロカンリはP36氷河側から見ると真っ白な山だが西北面からは写真のように急峻な岩壁に守られた双頭のピラミッドである。Kondusの王として君臨している。我々はKondusの女王Sherpi Kangriを目指した。










写真クリックで拡大
   Photo by 1976年第二次カラコルム遠征隊(Camp-1地点で撮影)

2009年8月   シャナ(Shana 5598m)

Shana 5598m (崗日嗄布山群・阿扎氷河(Ata Glacier))
 阿扎氷河(Ata Glacier)の北舌を遡ると南舌との分岐点に至る。標高4500m付近から東を振り返ると左右に衛星峰を従えたShana 5598mが天空を引き裂くようにその鋭利な刃先を突き上げている。登るとなれば手ごわそうな山である。左手のコルから稜線を辿って頂上へ行くのが可能性を示唆しているが。

写真クリックで拡大
           Photo by 2007年偵察隊

2009年7月   ジャド(Zyaddo 推定高度6003m)

ジャド(Zyaddo 推定高度6003m)
 阿扎氷河(Ata Glacier)北西稜線(チベット・カンリガルポ山群)にあるほぼ同標高の3つのピ-クから構成されている。最高峰は写真右手の2つのピ-クの内、後方に位置する。2007年神戸大学カンリガルポ山群大偵察隊が撮影。20097月現在3つのピーク全て未踏峰である。
徳母峠(Dema La)への道路から遠望


写真クリックで拡大

           Photo by 20007年偵察隊

2009年6月   剣岳 北方稜線から

5月連休、北方稜線から剣岳

◆崗日嘎布山群学術登山隊の合宿。北方稜線パ-ティは順調に歩を進めて剣岳の頂上に立った。
写真クリックで拡大

           Photo by 山本恵昭  2009/5/3

2009年5月   春の立山

5月連休、剣岳山頂付近から立山連峰遠望

◆片栗の花が咲き乱れた急坂を登ると松尾平。早月尾根の残雪はここから始まった。段々と雪が深くなり剣岳の頂上はまだ冬景色。
◆南の立山を望むと雲上の世界が広がっていた。


写真クリックで拡大

           Photo by 井上達男  2009/5/5