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2011年・蔵王温泉スキーツアー報告

   2011年1月20日

写真・報告 田中信行

●期  日;2011年111日(火)〜14日(金)

●メンバー;田子秀夫、小谷辰雄、高田和三(M)、原田 聡、本澤武次、有馬 誠、

      橋本 昭(HNA)、田中信行(L・記録)   以上8名(敬称略)


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写真@1月14日(快晴)中央ゲレンデにて記念撮影、右から田子、有馬、本澤、原田、小谷、高田和、橋本の各兄





写真A1月14日(快晴)中央ゲレンデにて、左から、田中、小谷、橋本


     はじめに

東北最大級のスキーリゾート・蔵王温泉のホテルハモンド「たかみや」に3連泊し、4日間に亘り樹氷とパウダースノーを満喫しょうという企画。最初に日本山岳会関西支部のスキー愛好家を率いる金井健二氏が企画され本澤武次兄幹事が相乗りした。

その後本澤兄はリンパ節ガンが見つかり投薬治療生活(3週間×7回)を入ったため、高田和三兄が幹事を引き継いだ。本澤兄は順調に3回目の投薬が終了し、医師のOKを得て参加してくれた。

今回のツアーは、金井先輩が率いるチロル・チーム(12名)と我々ACKUチーム(8名)の合同スキーツアー(総勢20名)となった。


写真B1月13日(曇り)ホテル408号室にて、合同スキーメンバーの懇親会記念写真、18名のスキー愛好家が全員自己紹介を行い、懇親を深めました。

●ツアー総費用;一人当たり約6万5千円

航空チケット代、スキーバス代及びホテル代(朝・夕食付き)を一括して

JTBサン&サン西日本へ41,800円を支払った。

別途、4日間通しのリフト・ゴンドラ共通乗車券代として13,800円、

その他昼食代・お酒代・土産代等として約1万円を支払った。


 
行動記録;


1月11日(金)晴れ、伊丹空港から蔵王温泉スキー場へ


朝7時過ぎに伊丹空港ANAカウンターに全員集合、8時発731便に搭乗。予定より遅れて離陸するも9時過ぎに仙台空港着。昼食弁当持ち込みでJTB手配のスキーツアーバスに搭乗(10:40)、山形自動車道経由で分水嶺(笹谷トンネル)を抜けて約90分で蔵王温泉バスターミナルに到着(11:30)、ホテル手配のシャトルバスで午前中にホテルハモンド「たかみや」にチェックイン。


写真C1月11日(晴れ)スキーツアーバス車中にて、前列左から金井、橋本、後列左から本澤、小谷、原田の各兄


部屋で一休み、午後一番から歩いて5分の蔵王スカイケーブル上ノ台駅(標高934m)へ直行する。4日間通しのリフト・ゴンドラ共通乗車券を購入(シニア割引13,800円)、ゴンドラで中央高原駅場へ上がる(1,277m)。

スキー滑降の初日、中央ゲレンデ(1,500m)を中心にして合同スキーメンバー20名がチロル・チームの先導で新雪の感触を楽しむ。

午後から天候が悪化、吹雪模様になり氷点下10℃の凍ばれる寒さを体感、たまらず早々にホテルに帰着する。


写真D1月11日(曇り)樹氷を背景に中央高原駅前の蔵王大権現の社(1,277m)




写真E1月11日(曇り)中央第1リフト上から第2リフト、その奥に有名な三五郎小屋(飛騨白川郷合掌造風のホテル)を望む。


部屋に戻って田子先輩差し入れの山崎12年(極上ウイスキー)をストレートで味わう。五臓六腑に沁みわたる素晴らしい味だった。名湯蔵王温泉(硫黄源泉かけ流し)で疲れを

取って6時から食堂で夕食会、山形牛のすき焼き鍋(食べ放題)を満喫しました。

部屋に戻って二次会、有馬兄差し入れのプレミアム芋焼酎「森伊蔵」、また原田兄の「財宝」、和三兄の「レント」等の各種銘酒を堪能して就寝する。


1月12日(水)小雪のち曇り、終日大森ゲレンデでスキー三昧


 朝9時、蔵王スカイケーブル上の台駅から中央高原駅へ。接続の2本のリフトを乗り継いで中央ゲレンデに上がり、更に2本のリフトを乗り継いで樹氷原コース(コース案内図で標高1,539m)に着く。

ガスで蔵王名物の樹氷原(モンスター)はホワイトアウト、視界不良でスキー滑降も思うようにならない。写真を取る気力もなくなり、残念ながらこの日の写真はありません。

田子先輩(蔵王温泉スキー10回の経験者)の先導で百万人ゲレンデ、黒姫ゲレンデを経由して大森ゲレンデにたどり着く。途中の菖蒲沼では先導者を見失って立ち往生、40分遅れの到着となった。

流石に標高が下がると視界が良好になり、レストラン(780m)で休息後は大森ゲレンデを中心にパウダースノーの楽しいスキー滑降を満喫できた。

帰途はシャトルバス組と連絡コース・大平コース経由のスキー組に分かれた。スキー組は再度標高が上がったため視界不良に難渋するも、終点の上の台ゲレンデでは夜間照明の歓迎を受け、ナイターゲレンデの美しさに感激する。

1月13日(木)曇りのち晴れ、蔵王地蔵尊で記念写真


 蔵王スカイケーブル上の台駅から昨日のルートを辿って大森ゲレンデへ直行する。2回目なので予定時間内に到着する。昨夜、チロル・チームから「昼は蔵王温泉街の寿司店で会食しましょう」との申し入れがあり、ACKUチームは即座にOKする。正午に中央ロープウィ温泉駅に全員が集合、11時20分に大森ゲレンデ・レストラン出発と決まった。それまで各自思い思いのスキー滑降を大森・黒姫の両ゲレンデで楽しんだ。

定刻になっても小生の姿が見当たらず皆で探し回るトラブルが発生、ACKUチームの出発が大幅に遅れた。一方、小生はチームを見失う羽目になり地元の人に聞いた寿司店への最短ルート(バス道)を歩いて寿司店(喜らく)に最初に辿りついた。1時間後に中央ロープウィ温泉駅でチームと合流、ご迷惑をかけたことを深く謝罪した。11時を過ぎて天候が回復し、蔵王温泉スキー場全体が白銀の世界となる。


写真F1月13日正午(曇りから晴れ)蔵王中央駅から見たゴンドラ、その先にに樹氷高原駅を仰ぎ見る。素晴らしい白銀の世界だ!


蔵王温泉街に一軒しかない寿司店の味は極上、日本酒も入り話題が盛り上がった。午後はこの快晴を利用して地蔵山登頂を目指すことに決まった。樹氷原のモンスター樹氷を是非とも撮影したかった。田子先輩と原田兄は中央ゲレンデでスキーを存分に堪能したいと別行動となる。

残る6人は蔵王ロープウェイ山麓線・山頂線に乗って地蔵山山頂駅(1,661m)に着く。外にデルト快晴だった天候が悪化、ホワイトアウトの世界に急変していた。


写真G1月13日(晴れから曇り)蔵王地蔵尊に参拝して記念写真を撮る。

赤色の帽子を被った石の地蔵尊は胸まで深雪に埋もれていた。お賽銭箱はスキー板2本の上に乗って雪面上に安置されていた。


下山開始(15:00)、冬山の厳しさを思い知らされる。ザンゲ坂は急斜面で巾が狭い上に視界不良で前方が見にくく下降に難渋する。圧雪面と新雪面の区別が付かず、簡単にスキー板を取られて転倒する。パラダイスゲレンデに着いてほっと一息つく。これからは昨日滑ったコース、視界も幾分良好になった。ロングダウンヒルのパラダイス・大平コースを一気に滑走して蔵王温泉スキーの醍醐味を味わうことが出来た。

5時、ホテルに帰って名湯(硫黄泉)で疲れた心身を癒す。夕食後にチロルパーティとの合同懇親会を408号室で催した。20名中18名が参加し、盛大な宴会となった。最年長者は84歳の赤山さん(添付写真Bの前列左から3番目、卯年生まれ)でした。

1月14日(快晴)午前中スキーを満喫、午後仙台空港から帰途に


朝9時、蔵王スカイケーブル上の台駅からリフトを乗り継ぎ中央ゲレンデへ上がる。蔵王温泉スキー場に来て初めての快晴、そこにはダイアモンドダストが煌めく白銀の世界が拡がっていました。絶好のスキー日和、新雪のロングダウンヒル滑降を堪能することが出来ました。半日で終わったのが本当にもったいない!



写真HI1月14日(快晴)中央ゲレンデにて、煌めくダイアモンド・ダスト(細かい白い点にしか映っていないのが残念です)と白銀の世界。



写真J1月14日(快晴)中央ゲレンデにて、朝日に輝く蔵王の樹氷群。蔵王温泉スキー場に来て初めて目にする自然の芸術品でした。



写真K1月14日(快晴)休息した三五郎小屋の窓から見た蔵王の樹氷群。


正午、ホテルに帰るとスキー道具の宅配便手配、お酒代の追加料金の精算等で大忙し。



写真L1月14日(快晴)ホテルハモンド「たかみや」の全景、4日間本当にお世話になりました。手前のバスで帰途に着きました。


ホテル手配のシャトルバスでバスターミナルへ、近くのそば屋さんで昼食、JTB手配のスキーツアーバスに搭乗、山形自動車道経由で仙台空港に着く。ANA738便に搭乗、午後7時過ぎに伊丹空港に到着。蔵王温泉スキーの両チームは再会を祈願して解散する。

 最後に


 蔵王温泉スキー場は初見参でしたが、北海道のニセコ・アンナプリに匹敵するパウダースノーと雄大なスケールに圧倒されました。ロングダウンヒルコースのスキー滑降を存分に堪能させて頂きました。是非もう一度挑戦したいと思っています。

改めてコース案内図を精査しますと変化に富んだ14個のゲレンデがあり、快適な輸送システムとしてケーブル1基、ロープウェイ3基、リフト37基が稼働していました。

古希を迎えてスキーを再開された田子先輩が、最近になり蔵王温泉スキー場を10回も挑戦された理由がよく理解できました。本当にお世話になりました。

 金井先輩が率いるチロル・チームのメンバーは5年前にチロルでお会いし共に氷河スキーをご一緒した懐かしい方々でした。今回の合同スキー懇親会でその絆が更に深まったと大変喜んでいます。更に金井先輩から2月4日出発のチロル・スキーツアーにACKUから田子先輩と川畑實大先輩が特別参加されるとお聞きしました。今後の再会とシニアスキー愛好家の益々のご健勝を祈念する次第です。

 最後に、寿司店への道中にチームから離脱してしまい、皆様に大変なご迷惑とご心配をお掛けしましたことをこの場を借りて深くお詫び申し上げます。           以上